看護師の仕事において、仕事の優先順位を把握することは非常に重要なことである。
なぜなら、優先順位があるおかげで患者さんにとって最も不利益を被るであろう命の危機に対処できるからである。
例えば、後でもできる業務を先に取り組んでしまい、患者さんの生命の危機に対応できないという事態が起きる可能性もあるのだ。
病棟勤務の看護師であれば、毎日患者さんの部屋を回り状態を把握するというルーティーンがある。
ただ順番に回るのではなく、行動する前にどの患者さんの部屋から回るのか優先度を確認すると効率良く業務をこなせる。
そのためにはどの患者さんが重症なのか、どの患者さんが重症化のリスクが高いのか事前に把握しておくのが望ましいといえる。
自分だけでは患者さんの情報を集められない場合、夜勤担当や先輩に聞くと良いだろう。
また患者さんについて詳しい情報を得るには、医師の指示を聞いておくことも重要だ。
全ての仕事に同じ熱量をもって取り組むことも真面目な姿勢であるため悪くはないが、患者ファーストな看護には優先順位が欠かせない。
優先度の高い業務から取り組むことでスケジュールにメリハリがつき、空いた時間で雑務も処理できる。
そのためには、まずスケジュールに最重要な業務を書き出し、重要な業務が終わった後に他の業務に取り組むようにすると良いだろう。
看護師の仕事は人の健康や命を守ることなので、命に関わる業務の優先度が最も高くなる。
仕事には最重要の業務とそこまで重要ではない業務があるため、優先順位をつけ処理することで仕事の効率化がはかれる。
効率よく仕事ができれば、時間に余裕を持てるだけでなく、高い評価も受けやすくなるだろう。